top of page

古民家を改装して作りました

​300匹以上もいる保護猫を収容するために、豊橋市の郊外にある古民家をローンで購入しました。夫が手作業で古民家を改装してキャットウォークを作りました。エイズの猫、白血病の猫、老衰している猫、若い猫、とそれぞれ部屋を分けています。

寒さ対策

暖かい室内には、怪我をしている猫や老衰した猫がいます。腕を切断した仔や特に衰弱した仔は、電気毛布の上に居ます。外の小屋には若くて元気な猫がいますが、冬の寒さは厳しいので電気マットを敷いて対策しています。

猫の糞の掃除に井戸水を使っています

元々あった古井戸にポンプを付けて使えるようにしました。猫砂を買う余裕がないので、外や土間にいる猫は、この井戸水で糞の掃除をしています。それでも1日に70Lものトイレ砂を消費します。冬の井戸水は冷たくて堪えますが、節約のために頑張っています!また、猫の汚した毛布など、1日に4回以上洗濯機を回すので重宝しています。

きれい好きなシャディーさん

初めて訪れる方は、300匹以上の猫がいるのに部屋がキレイだと驚かれます。それは毎日朝晩、8時間もの時間をかけて掃除をしているためです。シャディーさんには悲しい過去があり、7歳で養子に出されました。ブラジルでの養子というのは、そのお宅の掃除や子供のお世話をするものでした。「掃除をしないと怒られる」その時の辛い経験のせいか、今でも掃除に洗濯に洋裁の内職と働きづめの毎日です。

シャディーさんの夫

January 01, 2020

シャディーさんのご主人は、朝や週末は牧師をしながら、工場で昼も夜間も働いています。毎月のフード代だけでも最低15万円、砂代は6万円、病院代が20〜30万円など。毎月のランニングコストだけでも、最低50〜60万円ほどはかかっています。自分たちの生活を切り詰めて、働いて得た収入のほとんどを猫たちのために使っています。休みの日は猫の為に小屋を作ります。

私たちのソファーも猫に占領されています

みなさんに驚かれますが、300匹以上いる​保護猫すべてに、名前がついています。私たちは分かりますが、猫の方は沢山いる中で呼ばれているので自分の名前を分かっていないかもしれません。どの猫も家族同然の愛情を注いで育てています。人間のベッドもソファーも猫たちに占領されています。

ある朝の様子

​朝になると日向に猫が集まってきます。これも夫手作りの猫ハウスです。このような猫ハウスが庭に数棟あります。

庭に作った猫ハウス

​庭に猫ハウスを作りました。これも全て夫の手作りです。庭から猫が脱走しないように、高い柵で囲っています。ここに居るのは若い元気な猫ですが、それでも冬の寒さは厳しいので、電気カーペットを敷いています。

白血病の猫の小屋

January 01, 2020

白血病の猫も数匹います。うつりやすいので他の猫とは隔離しながらも、できる限り快適な空間を与えています。これも主に廃材を利用しながら夫手作りの猫小屋です。

病気やけがをした猫も沢山います

怪我をしていたり、病気の猫も保護しています。ブラジルで看護師の資格を持つシャディーさんが、獣医師の指導の元、自宅で投薬や点滴や流動食を与えるなどして、医療費をきりつめていますが、それでも病院代やお薬代に毎月20~30万円かかります。最後まで適切な医療を受けさせてあげたいと考えています。

TNR活動も行っています

野良猫を捕獲して避妊手術をして元いた場所に返す、TNR活動も行っています。子猫や人に慣れすぎて危険だと判断した猫は、元いた場所に返さずに里親さんを探します。殺処分されたり、虐待されたり、飢えて死んでしまう不幸な猫を増やさないことを目標に活動しています。しかし、野良猫を保護するたびに医療費が増えるため、お金のやりくりに頭を悩ませています。

Please reload

bottom of page